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不眠症

Insomnia

不眠症|多摩中央病院 - 多摩市・聖蹟桜ヶ丘駅・永山駅の精神科・心療内科

不眠症

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不眠症

夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続くと、よく眠れないため日中の眠気や集中力の低下、さまざまな日中の活動に支障をきたします。このように、夜間の不眠が長く続き、日中に心や身体の不調をきたして日常生活活動に支障が生じた時、不眠症と診断されます。
不眠症には、寝つきの悪い入眠障害、入眠はできても何度も途中で目が覚めてしまう中途覚醒、朝早くから目が覚めてしまう早朝覚醒、ぐっすり眠れたという満足が得られない熟眠障害などがあります。
日本人の睡眠時間は平均して7時間程度ですが、それよりも短い睡眠で足りる人もいれば、もっと長く眠らないと足りない人もいてさまざまです。よって不眠症は睡眠時間だけで判断するのではなく、日中に不調が出現することが問題とされています。

不眠症の原因

不眠症はさまざまな原因によっておこります。
現代は24時間社会といわれるほどで昼夜の区別がなくなり生活のリズムが乱れがちです。交替制勤務などによって体内リズムが乱れることも不眠の原因といえます。
統合失調症、うつ病や双極性障害などの気分障害、適応障害、不安障害、物質乱用などさまざまな病気も不眠の原因になります。したがって、不眠が主な悩みであっても、それが実は他の病気の一症状として表れているかどうかを吟味・診断することがとても大切です。
高血圧、心臓病、呼吸器疾患、前立腺肥大などさまざまな身体の病気でも不眠が生じます。また睡眠時無呼吸症候群やムズムズ脚症候群など、睡眠に伴って呼吸異常や四肢の異常運動が出現するために睡眠が妨げられる場合もあります。

不眠症の治療

不眠症の治療は、その原因によって異なります。他の病気が原因で不眠がある場合は、その病気を治療すること自体が不眠の改善につながります。
睡眠障害が日常生活に支障をきたし、健康感が損なわれている場合には睡眠薬が処方されることがあります。最近の睡眠薬は、連続して服用しても効果を失わず、依存性、習慣性をもたらさず、また離脱症状を起こさずに長期間使用できるといった安全性の高い薬剤が開発されています。薬物療法以外では、規則的な睡眠-覚醒リズムを作る、眠る気分を整える寝室をもうける、寝床は主に寝るためだけに使用する、日中適度の運動をする、寝る前にアルコールやカフェインなど飲食物を避ける、睡眠時間にこだわりすぎないようにする、日中光を浴びることによって、睡眠-覚醒リズムの体内時計を調整する、などがあります。

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